こんにちは。
先日、三菱一号館美術館で開催されていた「異端の奇才ビアズリー展に行ってきました。
開催前から楽しみにしていたのですが「これを見るならサロメを読み直してからじゃなきゃ!!」と
思っているうちに開催期間ぎりぎりになってしまいました。

※こちらオスカー・ワイルドの戯曲サロメ。新約聖書の一幕が元ネタでめちゃ短編。

展示は、日本美術からの影響解説や関連作家作品、以前買った画集にはなかった文芸誌の表紙
細かい作品等が多数あり、充実した展示でした。
みんなが挙って撮影していたのはやはり一番有名なこちらサロメの挿絵「クライマックス」


同じシーンを描いた作品が新旧で2点あるのですが、
どちらが好みか等会場のファンの間でも意見が割れていそうでした。(盗み聞き)
ビアズリー自体にはあまり詳しくなく、晩年の作品をしっかり見たのも初めてだったのですが、
初期の不安になるような魅力とはまた違った、
洗練された後期の作品をゆっくり鑑賞することが出来て楽しかったです。
彼は25歳で夭逝した画家なので、病に倒れなければもっと違う作品を発表できただろうと思うと
残念だなぁと感じました。
慌ただしい日々を過ごしがちなので、今ある健康を大事に、好きな格好をして好きなものに浸る時間を
もう少し作りたいなぁと思います。
ないない